脱毛クリームについて
手軽にかみそりを使う人が多いと思いますが、短時間できれいにムダ毛を処理できる脱毛クリームを使用している人も結構多いと聞きます。
脱毛クリームは、かみそりのように毛を剃ったり、毛抜きのように引き抜くものではなく、皮膚の表面から出ている部分の毛をアルカリ性の薬剤で溶かしてしまうものです。
毛を溶かすため、溶けた毛の断面は太くなっていないので、かみそりで剃った後のように次に生える毛が黒く太く目立つということはありません。
かみそりや毛抜きを使うと、ムダ毛を除去すると同時にどうしても皮膚を傷めてしまいます。
脱毛クリームは、もともと皮膚の丈夫な人であればそれほどダメージもなく、処理後の皮膚はつるつるになるでしょう。
ただし、毛を溶かすほどの強い薬剤ですから、広い範囲に使う前に、必ずパッチテストを行なってください。
肌の弱い人は、使用後にかゆみを覚えたり、赤くかぶれてしまう可能性もあります。
また毛を溶かすほどのアルカリ性の薬剤のため、においが気になる人もいると思います。
換気をしっかり行なって使用してください。
脱毛クリームは、痛みもなく短時間にきれいにムダ毛の処理ができるので、肌の丈夫な人にとっては一番気軽にできる方法ではないでしょうか。
ただし、即効性はあるものの、1回の処理ではつるつる肌を持続するのは難しく、またすぐに毛が生えてくるのが難点ではあります。
ムダ毛ってどんな毛?
毎晩、入浴時にかみそりで剃ったり、あるいは脱毛クリームや脱色剤で手入れをしたり、レーザー脱毛に通う人もいますね。
脱毛クリームやレーザー脱毛などの「脱毛」とは、ムダ毛を処理することを言います。
では一体「ムダ毛」とはどんな毛のことを言うのでしょう。
本当は医学的には「ムダ毛」というものはありません。
人間に必要だから毛が生えているわけであって、ムダな毛というのはないのです。
しかし美容上の理由から、また文化的な理由から「ないほうがよい」とみなされる毛のことを一般的に「ムダ毛」と呼んでいるのです。
世界のいろいろな国では、その文化によって毛に対する考え方は少しずつ異なっています。
アラブ諸国の男性はヒゲを剃らないことはよく知られていますね。
また中国では女性が脇の下の毛を剃ることは、日本ほど一般的ではありません。
時代の流れによっても毛に対する考え方が変わってきています。
私たちの住む日本でも、江戸時代には婚期を迎えた女性は眉毛を剃っていたそうです。
当時は眉毛が「ムダ毛」だったのですね。
最近の日本では、ムダ毛処理が過熱している傾向があるように見えます。
全身をつるつるにしたいと強く希望する女性が増えてきています。
しかし人間である以上、自然に生えてくる毛を取り除くということは成長に逆らっていることであり、肌にダメージを与えるとシミなどになって残ってしまうこともあります。
ムダ毛処理もほどほどに、また、慎重に行ないたいものですね。
脱毛クリーム使用時のポイント
比較的に肌が丈夫であると自覚している人なら、腕、脚など広範囲のムダ毛処理には脱毛クリームや脱色剤などを使用するのもよいでしょう。
脱毛クリームは肌の表面から出ている部分の毛をアルカリ性の薬品で溶かしてしまうものです。
クリームタイプ、ムースタイプなどが発売されています。
効果は同じですので、脱毛する部位によって自分の使いやすい方を選んでください。
あまりムダ毛が多くないのなら脱色剤、濃い毛を処理したいのなら脱毛クリームなどを使用するのがよいでしょう。
どちらにしても、化学薬品による肌への負担が少しでも軽く済むように、製品に書かれている注意事項は必ず守りましょう。
まず、生理前や寝不足時などは肌の抵抗力が落ちていますので、そのような日は避けて、体調のよいときに行なうようにしてください。
また脱毛剤や脱色剤は強いアルカリ性の薬剤を使用していますので、事前にパッチテストをして肌が耐えられるかチェックしてから使用しましょう。
パッチテストは、脱毛を行なう前に、二の腕の内側などのやわらかい部分に少量の薬液をつけて15分ほど置き、赤みやかゆみなどのトラブルがでないかを確認することです。
しかし、アトピーなどアレルギー体質の人は使わない方が無難であると思います。
脱毛、脱色が終わったら、しっかり洗い流して薬剤が肌に残らないようにしてください。
その際に使う石けんや、脱毛後に使うローションなどは低刺激のものにしましょう。
脱毛クリームの選択
夏が近づくと、からだのムダ毛が気になってきますね。
水着になる機会がある、あるいは露出の多いファッションも楽しみたい、など、夏を思い切り楽しむために、ぜひとも夏前にムダ毛対策を練っておきましょう。
いろいろな処理法がありますが、手軽に即効性があるものとして人気なのが脱毛クリームです。
一言で脱毛クリームと言っても、いろいろな種類があります。
女性用、男性用、腕・脚用、顔用、ひげ用などなど・・・
それぞれに脱毛効果や美肌効果などの特徴を謳ってありますが、実際にどれを選んだらよいのか悩みますよね。
レーザー脱毛などのような高額な脱毛法ではないにしても、脱毛クリームだって使い続けるには費用がかかってしまいます。
脱毛クリームには、処理後に使用するローションとセットになって販売されているものが多くあります。
これは、脱毛クリームはアルカリ性の薬剤で毛を溶かす仕組みになっていて、皮膚の組織も少なからず溶かし肌に負担をかけてしまうので、それをケアするためです。
また、多くのローションには毛の成長を遅らせる抑毛効果がある成分が含まれており、使い続けることで除毛だけでなく、毛を生えにくくすることも期待できます。
多くの脱毛クリームは毛を溶かす効果に間違いはありませんので、選ぶ際はいかに肌への負担軽減に配慮してあるか、抑毛成分が含まれているか、などを基準にするとよいかと思います。
さまざまなメーカーの脱毛クリームを実際に使って比較してある興味深いサイトもありますので、一度のぞいてみるとおもしろいですよ。